3月12日(土)@肥後民家村で開催される「いじゅうライダー」の出店者紹介第8弾。
今回は、熊本県和水町で移住相談の窓口をされている「和水町移住定住ブース」さんです!
住民参加型で作った町のショートフィルム
今回は、和水町役場まちづくり推進課地域振興係の大山さんにお話をお伺いしました。
–「いじゅうライダー」では和水町のショートフィルムの上映会をされるそうですが、ショートフィルムを作るようになったきっかけは何だったんですか?
大山さん(以下:大)
一つは国の流れですね。全国移住ナビに町のPRビデオを、27年度中に載せないといけなくなったんですね。
でも、和水町には観光用しかなかったんですよ。それじゃ面白くないから移住定住に向けて一つ作りたいというのがありました。
和水町の里山風景
大:
移住定住に向けての空き家バンクという制度が町にはあります。
制度を活用していく中で若い方の移住希望者がとても多く、若い方たちがなぜ田舎に行きたいのかっていうのがだんだんと見えてきました。
見えてくる一方で、PRをやっていかないと人口は減っていくという危機感を持つようになりました。そんなタイミングで民間の方との出会いがありました。
その出会いがきっかけで移住定住のPRとして、著名人であるハービー山口さんにショートフィルムを撮ってもらうことができるようになりました。
和水町にある江田船山古墳
結果だけでなく、過程も大切に
大:
ショートフィルムを作るにあたって、結果だけではなく、過程も大事にしていきたいと思いました。
なので、町民の方たちに集まってもらって和水町の良い所を見つける「良い所座談会」を2回開催しました。
ハービー山口さんたちにも、事前に町に入ってもらって下見をしてもらいました。
みんなで町の良いところを探しながら、ビデオを作っていこうと。
–こういったふうにされているところってあるんですか?
大:
ないですね。行政がお願いして丸投げって言うパターンが多いです。
でも依頼された側としては町のどこがいいのか、どこが悪いのか。そういうものがわからないので、作る人の視点でしか作れないんですね。
なので、今回は町のどこがいいとかの写真もらったりとか、ハービー山口さんと相談して、この場所で撮影しようかというのもできました。
それに合わせてショートフィルムに出演してくださる町民の方も出てきました。出演も挙手制にしたので、自から手を挙げて出演してもらいました。
町が仕立てたものではなく、住民参加型にしていこうというのを大切にしました。
まずはうちに相談してください
–今度移住定住ブースで出展されるにあたって、どういった方に和水町に来てほしいですか?
大:
「地方に行きたいと思っている方はうちに来てください」と考えています。
別にうちに住まなくてもいいんです。うちが窓口となって、他の市町村のご紹介もできますよと。
そこで田舎ってこういうところなんですよっていう説明をしながら、移住者が求めているものを聞いて、じゃあここの地域の方がいいよねと話ができればと思います。
–そうなんですね。本日はお忙しい中、ありがとうございました。